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なんとなく満たされない毎日が変わった。物を減らして気づいた、人生の選択肢の増やし方

物が少ないメリット
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物が多かった頃の私

大学時代は、部活・授業・アルバイトでとにかく忙しく、毎日充実していました。でも、忙しさの裏でいつも「やるべきことに追われている」感覚がありました。

そして就職のことを考えると、自分がどうしたいのかよく分からなかったです。

当時の部屋は、物は特別多くはないつもりでした。でも整理整頓は苦手で、忙しさもあって、常に生活感あふれる状態でした。

取り込んだ洗濯物は畳まずかごの中。シンクには洗い物が溜まっている。衣装ケースから服を探すとき、手前の服を出してそのまま。床にも何かが置いてある。

「片付けなきゃ」と思いながらも、なかなかできない。でも当時は、物の多さが原因だとは思っていませんでした。ただ、時間がないせいだと思っていました。

転換点は、全寮制の学校だった

大学4年に上がるタイミングで、半年間の全寮制の学校に通うことになりました。

一人暮らしの荷物は実家に置いてきて、寮に持っていったのは本当に最低限のものだけ。服が数セットと、文房具くらい。

最初は自分の部屋がとても殺風景に思えました。何もない、シンプルすぎる空間。

でも生活するうちに、少しずつ気づいていきました。

服が少ないから、洗濯物を溜めると着るものがなくなる。だから着たらすぐ洗うようになりました。少量の洗濯物はすぐ終わり、あっという間に片付きました。

視界に余計なものがなく、部屋が整っている。それだけで、なんだかとても落ち着きました。

物が少ない生活は、こんなに楽なのか。

半年間の寮生活で、そのことを体感しました。

就職後も「物が少ない生活」を続けた

学校を卒業して就職し、一人暮らしを再開してからも、できるだけ物が少ない生活を意識するようにしました。

寮のときよりは物が増えました。自炊するようになって調理器具や食器が増えたし、外出する機会も増えて服も少し増えました。でも、大学時代とは明らかに違いました。

買い物に行っても「本当に必要か」を考えるようになって、無駄買いが圧倒的に減りました。物が少ないことの楽さを知っていたから、自然と「増やさない」選択ができるようになっていました。

好きな仕事なのに、なんとなく満たされなかった

就職先は、自分が好きで選んだ専門職でした。

でも働き始めてから、なんとなく満たされない感覚がありました。そして就職した当初から、ずっと「ここで頑張るしかない」という閉塞感がありました。

仕事の内容は好きでした。でも周りを見ると、この仕事が好きでやっている人は少なくて、口を開けば愚痴や文句ばかり。ここにい続けたら、好きなはずの仕事なのに気持ちよく働けないと感じるようになっていきました。

転職なんて、最初は考えもしませんでした。「どこに行っても同じかもしれない」「今の職場でうまくやっていくしかない」、そんな気持ちが先に出てきていました。

物が少ない生活が、じわじわ効いていた

ずっと悩み続けて、ようやく転職を決断できたのはつい最近のことです。

振り返ってみると、物が少ない生活を続けていたことが、二つの意味で効いていたと思っています。

一つ目は、脳に余裕があったこと。

もし物が多い生活をしていたら、日々の仕事と生活に脳のリソースが全部使われていたと思います。今の状況を改善しようと考える余裕もなかったかもしれないのです。

物が多いと「考える余裕がない」これはある意味「考えすぎなくて済む」ということなので、悩まずに済む面もあるかもしれません。でもそれだと、ただ毎日がたんたんと続いて、ずっと受け身な生き方になっていたと思います。

物が少ない生活だったからこそ、今の状況を改善するための方法を色々考えられました。能動的に考えて、動こうとできたのです。

二つ目は、生活費が抑えられていたこと。

物欲がないと、お金があまりかかりません。生活費が少なくて済むということは、「お金のために、今の職場にいなければならない」という縛りが薄くなるということです。

転職すれば、一時的に収入が下がるかもしれません。でも、物が少ない生活ができているなら、それでも大丈夫だと思えました。

お金のために無理して働かなくていい。

そう気づけたのは、物が少ない生活があったからだと思っています。

物を減らすことは、能動的に生きる準備だった

転職を決断して、より気持ちよく働ける環境を自分で選びにいくという選択。

もし物が多い生活をしていたら、この決断はもっと難しかったと思います。脳に余裕がなくて、選択肢を考えられなかったかもしれない。お金が不安で、動けなかったかもしれない。

物を減らすことは、部屋をきれいにすることだけではありませんでした。

「受け身の毎日」から抜け出して、自分で人生を選んでいくための、準備だったと思います。

毎日なんとなく疲れていて、なんとなく満たされなくて、でも何が問題かよく分からない——そんなふうに感じているなら、まず引き出し一つ分だけ、物を手放してみてください。

部屋が変わると、頭が変わります。頭が変わると、見える選択肢が変わります。

物を減らしたことを、私は一度も後悔していません。後悔どころか、物を減らして本当に良かったと思っています。この私の体験談が、今悩んでいるあなたの背中を押すことになれば幸いです(^^)

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